海事代理士とは

海事代理士は、依頼者の委託によって、船舶や船員に関する登記や登録、労務、許認可といった法律手続きを行う法律専門職です。海の司法書士と呼ばれることもあります。

海の法律は特殊

船舶は、交通手段としての乗り物であると同時に、船員にとっては職場という事業所であり、さらに不動産と同等以上に高価な財産であるという、3つの性質を持っています。

そのため法律も、乗り物としての安全性、船員の労働環境、私権財産の保護、といった面から複雑に制度が定められています。

また、陸地から隔離された海上という環境においては、大型客船を典型として船内には、ひとつの社会が形成されますので、船長には特別司法警察員として船内での逮捕権といった警察権限があったりもしますし、また、船長には船舶所有者の法定代理人としての地位もあったりします。

海事法令は、それ独自でひとつの法体系を構築しており、民法等の一般的な法律の論がそのまま適用されないことも多い分野です。

 

そんな海事法分野の法律専門職が海事代理士です。

船舶の名義変更や、船舶を担保にした融資、船員の労務管理、船舶を利用した事業許可などを行う場合は、当事務所にご相談ください。

 

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