こんにちは。マンガの部屋にようこそ いらっしゃいました。
本ホームページは作家としてではなく、行政書士・海事代理士としての実務用に作成しています。そのためマンガに関する情報は基本的に紹介していません。
でも、カバチを愛読してくださっている読者のみなさまに、ちょっとだけ作品制作のプロセスをご紹介しますね。
(モーニングの公式HPで、詳しい制作過程を語っていますので、興味のある方は以下からどうぞ!)
●モーニング漫画技術論、モーニング転生賞「田島インタビュー」は、こちらから!
左上の画像が、構想メモです。編集部の担当者さんと電話でざっくりと打ち合わせたまとめに、思いつくままアイディアを付け足していきます。当然、この段階では支離滅裂、矛盾だらけの原案です。
ここからドラマをざっくりと起承転結のシーンに分解して、それぞれのシーンごとに第1案、第2案と、思いつくままにアイディアを付け足していきます。
このシーンごとのアイディアは大きな付箋にメモしていき、後でその付箋をいろいろと順序を並べ替えて、いろんな組み合わせでドラマのパターンを創っていきます。
右上の画像が、試行錯誤の末にできあがった原作です。ちなみに、これは第1話の原作。左下の画像にアップをのせています。当時はドラマ脚本にならって縦書きでしたが、現在では横書きにしています。
右上の画像は、業界でネームといわれるものです。ドラマや映画の世界で言う絵コンテです。実は、これを形にするのが1番大変な作業だと業界ではいわれてたりします。
ここまでは私の作業。現在は基本的に東風に任せていますが、作品の世界観が固まるまでの約10年、私が担当していました。(このネームは第4話ですね)
左上の画像が、私の描いたネームをベースに東風が下絵を入れたものです。
ちゃんとキャラが入って来ました。
右上の画像は、下絵の次の段階で行う原稿にペン入れしたものです(これは第1話のオープニングのシーンですね。上の原作の部分です。カラー原稿でしたので、これに東風が着色をしていきました。)
はい。これが完成して本になった作品です(ネーム画像の第4話のところの絵です。編集担当者さんの意見などもあり、ネーム→下描き→完成本と少しずつコマの構図やコマ位置が変わっていってるのがわかりますか?)。
資料用のコミックから画像をとったので黄ばんでいるのはご容赦を!^^;